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【第32回】司会を引き受けました!

受講生の方から、時々こんなメールが来ます。“今までは人前で話すのが苦手だったので断ってたが、スピーチのトレーニングを受けたお陰で、自信がついたので引き受けました。”との文言が決まって付記してあります。

でも、ちょっと待って‼  

私のスピーチトレーニング講座で、あなたがどんなことを学ばれたのか、思い出してみて下さい。

①発声練習(口の運動とかつぜつ)
②一言一句原稿を書かない
③自分の体験を話せば、間違っても忘れても気づかれない
④ビーマイセルフ(アクセントやなまりは直さず、自分らしい話し方で)
⑤言葉に感情移入して話す
⑥人を動かす話し方(聞いた人が感動するスピーチ)
⑦練習練習練習

つまり、いかにして自分の伝えたい思いを話すか?・・・に特化したトレーニングでした。でも「司会者」の役割って何かお分かりですか?「バイプレーヤー(脇役)です。ですから司会者に必要なのは、上記の①と⑦だけです。②~⑥は逆にやってはいけないことです。

司会者は目立ってはいけません。列席者から“素晴らしい司会だったね!”とほめられてはいけないのです。“今日のパーティーはとても楽しかったね!”と言ってもらえたら正解です。

ですから司会を引き受けるのは良いですが、ここのところを勘違いしないよう、準備と練習をせねばなりません。

つまり、

①毎日の発声練習を欠かさない
②一言一句進行の原稿を書く
③感情の移入はしない
④アクセントイントネーションをチェックする
⑤原稿を暗記するほど読み込み、口に覚えさせる(肩書やお名前も)

これでいいのです。但し、話し方の大前提である「メラビアンの法則」だけは忘れないようにしてください。司会者の明るく爽やかな印象(55%)、耳に心地よく響く司会者の声(38%)、ていねいで適切な言葉遣い(7%)

繰り返し言います。司会者は目立ってはいけません!

実は、私の知り合いで、10年前に現役を引退されていますが、プロのMCとして30年間、結婚式2千組の司会をこなしたという猛者がいますが、彼は現役の間、このことに気づかず、ずっと “目立ちたい!ほめられたい!目立ちたい!ほめられたい!” そんな思いだけで司会を続けてきたそうです。名前を「若松二郎さん」と言います。風の噂では、今は熊本で、スピーチトレーナーをしているとのことですが、どなたかご存じありませんか?

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