一言で言えば、現在のレベルによって異なります
レベル1 人前で話すのが全く苦手な方
レベル2 ある程度人前で話すのに慣れている人
レベル3 スピーチの達人
失礼ながら勝手に、あなたがレベル1の方と言うことで、お答えさせて頂きます。(お許しください)
いくら話す内容が素晴らしくても、最後の最後で、全然ダメになってしまうことがあります。それは「話す窓口」が役割を果たしてくれない時です。つまり、聞き手の耳にちゃんと聞こえてこない場合のことです。メラビアンの法則によると、話し手が伝えたい事を話す時、38%は「声」が大切なポイントになることはすでにご存じですよね。その38%の大役を担っているのが「口」なんです。人前で話すのが全く苦手な方に、一番最初にお勧めしたいのが「話す窓口の運動」、そうです「発声練習」です。一口に発声練習と言っても「口の運動」と「かつぜつ」があります。これを毎日1回から2回、続けることがポイントです。それも姿勢を正して立ち、「腹式発声」で行うことをお勧めします。
では、初心者向けの「口の運動」と「かつぜつ」をご紹介しますので明日から早速始めてみて下さい。
アエイウエオアオ カケキクケコカコ サセシスセソサソ タテチツテトタト ナネニヌネノナノ
ハヘヒフヘホハホ マメミムメモマモ ヤエイユエヨヤヨ ラレリルレロラロ ワエイウエヲワオ
ガゲギグゲゴガゴ ザゼジズゼゾザゾ ダデヂヅデドダド バベビブベボバボ パペピプペポパポ
キャキエキキュキェキョキャキョ シャシェシシュシェショシャショ チャチェチチュチェチョチャチョ
ニャニェニニュニェニョニャニョ ヒャヒェヒヒュヒェヒョヒャヒョ ミャミェミミュミェミョミャミョ
リャリェリリュリュリョリャリョ ギャギェギギュギェギョギャギョ ジャジェジジュジェジョジャジョ
ビャビェビビュビェビョビャビョ ピャピェピピュピェピョピャピョ
①菊栗菊栗三菊栗合わせて菊栗六菊栗
②武具馬具武具馬具三武具馬具合わせて武具馬具六武具馬具
③お綾や親におあやまりお綾や八百屋におあやまり
④抜きにくいクギ引き抜きにくいクギ
⑤農商務省特許局東京特許許可局局員
⑥この竹垣に竹立てかけたのは竹立てかけたかったから竹立てかけたのです
⑦すももも桃ももう熟れたからもう熟れようすももももももももの類
⑧隣の囲炉裏も黒塗り囲炉裏だがおらが囲炉裏も黒塗り囲炉裏に相違ござらぬ
⑨生麦生米生卵なた豆七粒生米七粒七粒なた豆七粒生米
⑩お前の前髪さげ前髪お前のまげは輪まげだね
⑪青巻紙赤巻紙黄巻紙黄巻紙赤巻紙青巻紙長巻紙に赤巻紙
最初はゆっくりと、正確に、大きな声で練習してください。慣れてきたら少しずつ速く言えるようになれば最高です。これだけで、人前で話す時の40%近くはクリアできるのです。加えてそんなに大きな声ではっきりと話しているあなたを見て、聴衆は“なんて堂々としてるんだろう!”と55%の見た感じまでもが連動的に上がってゆくのです。(ノンバーバルコミュニケーションと言います)
正直言って、私が講演やセミナーで話す時、ほとんどこのノンバーバルコミュニケーション(どんな風に話すか)だけで勝負しています。話している内容なんて、つまらない事ばかりです。それでもオファーがなくならないのはなぜでしょう?皆さん、話の内容なんて覚えちゃいないんです。私の話し方が、“年の割にパワフルだった!”とか、“熱量がすごかった!”とか、お褒め下さるのですから不思議なことです
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