普段何気なく使ってる慣用句ですが、聞いてる相手も間違いが分からないのですから、世間一般では、間違ってるのにそれが正しいと信じ使い続けている言葉が結構あります。別に間違ってもどうってことはありません。中にはZ世代の方には“なんのこっちゃ?”と思うような非日常なものも多いと思いますが、ご参考までに取り上げてみました。右側に記したのが正しい言い方で、( )内の%は、間違って使っている人の割合を示しています。
1. 間が持たない(14.3%)→間が持てない
2. 足元をすくわれる(14.7%)→足をすくわれる
3. 声をあらげる(24.3%)→声をあららげる
4. 采配(さいはい)を振るう(29.6%)→采配を振る
5. 新規巻き返し(29.8%)→新規蒔き直し(まきなおし)
6. しかめつらしい(3.0%)→しかつめらしい
※しかめっ面とは違う 真面目くさって固くるしい漢字
7. 怒り心頭(しんとう)に達する(31.3%)→怒り心頭に発する
8. 押しも押されぬ(35.0%)→押しも押されもせぬ
9. 熱にうなされる(40.6%)→熱に浮かされる
10. 目鼻が利く(41.3%)→目端(めはし)が利く(機転が効く)
11. 一世一代(24.4%)→いっせ一代(漢字は同じ)
12. きら星(ぼし)のごとく(27.9%)→きらほしのごとく
13. 上位下達(じょういげだつ)(29.2%)→上意かたつ
14. 素読(すどく)46.4%)→そどく(と読みます)
15. 十指に余る(じゅっしに)52.0%)→じっしに余る
※10本の指で数えきれないほど 十返舎一九 十進法
16. 舌づつみを打つ(63.0%)→舌つづみを打つ
17. 斜(はす)に構える(64.4%)→しゃに構える(漢字は同じ)
18. だいがえ案(67.0%)→代替案(だいたいあん)
19. ありえる(69.1%)→あり得る(ありうる)
20. ねんぼう(74.1%)→年俸(ねんぽう)
※年棒のきへんと書かない
上記の他にも、やがて滅びゆくことわざがたくさんあります。(下記の諺の意味分かりますか?)
会うは別れの始め ・ 青菜に塩 ・ 二階から目薬 ・ のれんに腕押し ・ 嘘も方便
足元に火がつく ・ 雨降って地固まる ・ 飼い犬に手を噛まれる ・ 火事場の馬鹿力
そう言えば私自身も、これらの諺のように、やがて滅びゆく運命にあるんだなあ・・・今回のブログを書き終えて、なぜか、うら悲しくなってしまいました。アッまた使ってしまった!
コメント