誰だって、そんな時期が続くことはあると思いますよ。ま、じっとして嵐が通り過ぎるのを待つのがベターだと言うことは分かるのですが、やっぱり自信がなくなるし不安ばかり増大し、つぶされそうになるものです。私の場合、十数年前、出家(家出ではないですよ!)してからは、比較的穏やかに対応出来るようになりました。人それぞれ違うので参考にはならないとは思いますが、その訳をちょっとご披露させて頂きます。
物事が上手く行かず大変な時に“四苦八苦する”と言いますね。実はこの「四苦八苦」お釈迦様の言葉で “人間として生まれたからには、例外なく八つの苦しみから逃れられないのですよ” という意味です。では八つの苦しみとは何なのか?
肉体的な苦しみが四つ(生・老・病・死)そしてこの他に四つの苦しみがあるのですが、これが“上手く行かない”原因になっているようです。この四つを簡単に記してみましょう。
①愛別離苦(あいべつりく)
誰もがいつか、愛する人(祖父母、父母、子供、恋人etc.)と離別(生死を問わず)しなければならなりません。時としてそのことが続いて起こることもあるが人生全体から見れば、皆平等に与えられる苦しみなのです。
②求不得苦(ぐふとっく)
欲しいけれど手に入らぬ苦しみのことです。例えば“お金が欲しい”人が10億円の宝くじに当たればこの苦しみはなくなるか?なくなりません。もっと欲しくなります。愛する人と一緒になれないのも求不得苦です。(目標を達成したらまた次の目標へ!この苦しみは諸刃の剣です)
③怨憎会苦(おんぞうえく)
この苦しみが私たち人間の心をかき乱します。そりの合わない人、いくら一生懸命頑張っても認めてくれない人、考え方が全く合わない人・・・どんな仕事をしていても、必ずそんな相手があなたの前に現れますよ、という意味です。
④五蘊盛苦(ごうんじょうく)
上記の3つの苦しみ以外のすべての苦しみを指すと言われています。例えば覚醒剤、ギャンブル
性犯罪 etc 人間の本能から発する、理性ではコントロールし難い欲望に引きずり込まれる・・そのような苦しみです。
一言で言うのは実に難しいのですが、お釈迦様は「人生は苦である」と言っているのではないかと思います。私たちは、そんな苦しみの中で、必死になって目標に向かって毎日頑張っているのかも知れません。
「ユニクロ」や「GU」を展開する「ファーストリテイリング」代表取締役会長兼社長の柳井正氏が言っています。「10回新しいことを始めれば9回は失敗する」と。野球選手も3割打者と言えば凄いと思いませんか?でも10回打席に立って7回はアウトでいいのです。
ふり返ってみると、私の人生もそうでした。何をやっても中途半端、何をやっても上手く行かず、最後の土壇場で、一本の釣り糸に引っ掛かったようにスピーチトレーナーと言う生業にたどり着いたような気がします。ただただ感謝するばかりです。
アッ忘れてた、明日は歯医者だ!齢を重ねると病院通いが忙しい。私なんか病院の診察券でトランプが出来きますよ。(そのうちマイナカード1枚→スマホでOKになるようです)
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