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【第56回】それは平等じゃない!って思いますか?

1枚のピザを3人平等に分けるとき、どうされますか?1枚のピザをAさん、Bさん、Cさんの3人で同じサイズに切り分けますよね。3人とも等しく分配する。この考え方が日本の常識的な平等です。(図1)

ところが、世界一幸福な国デンマークでいう「平等な分け方」とは、日本と違い、Aさん、Bさん、Cさんのピザの大きさが同じではありません。

まず重要なのは、Aさん、Bさん、Cさんの3人のうち誰が一番おなかが空いているか(誰が一番支援を必要としているか)を話し合います。その結果一番おなかが空いていたAさんの分が一番大きくなりました。Bさんはあまりおなかが空いていなかったので少なくても十分満足なのです。ただし、ピザを多く食べたからと言って、Aさんの支払額が多くなるわけではありません。支払額は、それぞれの収入に応じて決める。いわゆる「累進課税制度」というのがポイントです。これがデンマークにおける「平等」の理解です。(図2)

このように、国によって常識が異なることは不思議ではありません。デンマークの人から見ると、日本の電車やバスの中に優先席があることは「この国は、誰もお年寄りや障がい者に席を譲る人はいません」と言っているようなもの。女性専用車両があることは「この国は電車の中で女性に悪さをする人が絶えません」と言っているようなもので、デンマークでは考えられないそうです。

資料引用:世界一幸福な国デンマークの暮らし方
千葉忠夫氏著

そう言えば、我が家でもそうです。いつも私の常識と妻の常識が違っています。どちらも自分が正しいと思っているので平行線のまま、日々葛藤が続いている毎日です。

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