人生を変える２０の話し方トレーニング

①人前でもあがらない３つの法則（１回）

講座を受講する殆どの方に共通するのは「相手が一人二人ならば普通に話せるが、大勢の前だと緊張で話せなくなる」ということでした。そこで、具体的トレーニングに入る前に「人前で話す際の大前提」を学びます。なぜ人前であがるのかご存じですか？実は「あがらない３つの法則」というものがあります。講座の最初でこれを知った受講生の皆さんが“何だそうだったのか！“という安堵の表情に変わります。

②１分で伝える報連相の話し方（２回）

あなたは、今まで「結局結論は何なの？」なんて言われたり或いは、言ったりしたことありませんか。ビジネスパーソンにとって時間は貴重です。理由や言いわけを、長々と聞いてくれる相手等そういません。本研修では、１分間で言いたい事を正確に伝えるトレーニングです。上司に対しても部下に対しても使える「ＳＤＳ話法」と言います。

結論ー内容ー結論の話し方を習慣化すればあなたの話し方が一気に進化するでしょう。

③相手を説得する話し方（２回）

会議やミーティングで意見を求められた時、参会者が、誰も否定や反対が出来ない話し方のフォーマットです。このスキルも対上司、対部下共に使えます。

「ＰＲＥＰ話法」と言います。唯話したいことを話したいように話すだけでは、あなたが何を言いたいのか？はっきりと伝わらない場合があります。そんな時、短い時間であなたの意見を明確に聞き手に伝えることが出来るフォーマットです。

④同時に複数事項を伝える話し方（３回）

様々なビジネスシーンで、最も重宝されるフォーマットです。同時に複数の事柄を簡潔に述べ、且つ聞き手の誰もがそれを忘れずに覚えている・・「ポイント提⽰型話法」と言います。部下に対し言いたい事がいくつもある時や、上司に対しても報告したいことがいくつかある場合などに最適な話し方です。研修でのトレーニングは３分間程度でおこないますが、このフォーマットは社内外での説明会や、プレゼンなどに簡単に、ボリュームアップできるのも特徴です。ただ少し難しいことが一つあります。それは口だけでなく手にも話させることです。あなたの話がより立体化して聞き手に伝わっていきます

⑤会議で圧倒的な存在感を示す話し方（３回）

会議の目的は様々ですがその半数近くは「問題解決のための会議」だと言われています。そんな場で、聞き手の誰もが頷くような発言ができれば！と思いませんか？重要な会議の場での企画提案に、この話し方を多用して成功したビジネスパーソンは大勢います。「問題解決型話法」と言って、少し複雑な構成（フォーマット）となっています。まずテーマを述べ、何が問題になっているのかを説明した後、考えられる解決策（対応策）を３つ挙げ、その中で最も自分が効果的だと思うものを一つ選び具体的な手順と予想される結果を述べます。最後に協力を求めるアクションプランで締める、極めて高度な話し方です。

⑥部下の心を動かす話し方（３回）

「話し方」には「ロジック」と「ストーリー」があります。ビジネスは、ロジック（論理的）に話すことでほとんどがスムーズに回っています。しかし多様性と言われる今の時代、理屈だけでは、人は動かなくなっているとも言われます。そんな時に力を発揮するのが「ストーリー」です。「ロジック」は聞き手の左脳にヒットします。左脳は理解や分析を担当します。「ストーリー」は聞き手の右脳にヒットします。右脳は感情を支配しているのです。そして、これからのリーダーには「ロジック」だけでなく、「ストーリーを話す能力」が求められます。つまり、「部下の心を動かす」「感情を動かす」話し方です。「ストーリーで体験を話せば、人の心を動かせる」のです。この話し方こそが、私がデールカーネギーの「話し方教室」の中で出会った魔法の公式（マジックフォーミュラ）です。まだ、ほとんどの方がご存じないフォーマットで、聞き手の感情を動かすことにより敵をも味方に変えるほどの力を持つとも言われています。

⑦朝礼・終礼の話し方（１～２回）

よく見かけるのが、持ち回りの朝礼（終礼）です。数週間に１回とか、数カ月に１回程度なので、当番日の２～３日前から準備すれば、どうと言うことはありませんが、人前で話すのが苦手な方にとっては大変なことだと思います。何を話すか？・・・・これはチャットＧＰＴに頼めば、かなり具体的な原稿を教えてくれますので心配ありませんが、前にも述べましたが、話が聞き手に伝わる割合はこん具体的内容が７％しかありません。従って原稿は完璧でも、話し方がまずければ、ほとんど聞き手には伝わりません。ですからやはり何度もテープに録音をして聞き直してから当日を迎えるようにして下さい。ちなみに時間は、３分以内に収めるのが肝要です。※それでも緊張して自信がない方　　※僅か３分で、聞き手の心を動かすような話をしてみたい方そんな方は、ぜひ本研修をお受けになることをお勧めします。

⑧異動・昇進・退職の話し方（１～２回）

「話を聞けば人格が分かる」と言われます。異動時、昇進時、退職時の挨拶は、ほんの１～２分の短いものなので、準備や練習もせずに臨むと、あとで悔やむことにもなりかねません。勿論、何を話そうか迷ったら、生成ＡＩがすぐに教えてくれますので心配ありませんが、それだけでは無難な挨拶で終わってしまいます。

ポイントは、

• あなたが異動したこと
• あなたが昇進したこと
• あなたが退職したこと

以上のようにあなた独自のストーリーを話すことです。

加えて、他の挨拶と同様に何度も録音をし聞いてみて下さい。人によっては、一生に、何度もしなければならない挨拶かもしれません。

⑨即答を求められた時の話し方（２～３回）

日々のビジネスシーンでは、予め準備をした上で話す機会より咄嗟に 返答を求められる場合の方が、圧倒的に多い筈です。言い換えればそれだけ、即答できる能力の方が求められているという訳です。本研修では二つのトレーニング法を取り入れてあります。

1. カードスピーチトレーニング

1. 講師が準備したカードの中から３枚を選んで下さい。
2. １０秒で一枚選んで下さい。
3. そのテーマにまつわるご自身の体験を思い出して下さい。
4. ３０秒たったら、話し始めて下さい。（２分間以内で話し終える）

2. 即興Ｑ＆Ａトレーニング

1. 講師があなたに質問をします
2. 間髪入れずに答え、なぜそう思うのかを１分間以内で話して下さい

偶然廊下ですれ違ったとき“最近どう？”等と声をかけられたらどんなふうに答えますか？会議の終わりに“感想は何かない？”と質問をされた時、慌てますよね。本トレーニングは完全ではありませんが、瞬時に返答するため脳の活性化を目指すものでもあります。代表的なものが「エレベーターピッチ」です。エレベーターの中の数十秒で商談をまとめてしまう、そんなすごい技もあります。

⑩１on１ミーティングの進め方（３～４回）

いわゆる聴衆に向けて話す「パブリックスピーキング」とは違い１対１の「コミ二ュニケーショントーク」です。「世界のコミュ二ケーションの師」と言われるデールカーネギーの「人を動かす」「道は開ける」をベースにコーチングスキルを駆使した対話術はどんな部下の本音をも引き出すまさに圧巻のスキルです。

○基本的な１on１ミーティングの進め方の一例です

1. アイスブレイク
2. テーマを確認する（今一番気になっていること等）
3. 状況を詳しく話してもらう（傾聴・確認・承認・問いかけ）
4. ゴールを明確にする（望んでいるう状態）
5. ゴールを達成した時のイメージを話してもらう
6. ゴールと現状のギャップを明確にする
7. ギャップを埋めるため、出来ることは何なのか？
8. まずは何から始めるかを決めてもら
9. 具体的な手順を一緒に考える
10. リソースは何か？
11. フォロー

⑪結婚披露宴・各種祝賀会の祝辞（２～３回）

まず「祝辞」は３分間以内に終えること！決して長々としゃべらないことです。例えば、来賓祝辞を終え、自席に戻ってきた社長さん。“あー、ちょっと長すぎたかなあ？“と不安になり、隣の部下に　“僕の祝辞ちょっと長すぎたかなあ？”と尋ねました。ところが返ってきた言葉は“社長、長くなんてなかったですよ。バッチリで素晴らしいご挨拶でした。”。これが、社長の落とし穴と言います。短い挨拶を「縮辞」と言います。長い挨拶は「弔辞」です。くれぐれも、社長の落とし穴に落ち込まぬよう気をつけて下さい

⑫主催者の挨拶（２～３回）

主催者挨拶にも様々なものがあります。

• セミナー、講演会、研修会
• 説明会（報告会）
• 交流会（懇親会）
• シンポジウム
• ワークショップ　etc.

規模にもよりますが、来賓の祝辞とは違い、時間は、５分程迄は大丈夫です。 ただ、会の趣旨によっては挨拶の構成が違ってきます。加えて、主催者の挨拶は、漏れが許されないので注意しましょう。欲を言えば、おざなりの挨拶ではなく、参加者の心に残るような「実例」を一つ挿入すれば参加者の心に、強いインパクトを与えることができます。やはり、原稿（７％）を推敲するだけでなく、話し方（９３％）の練習をせずに本番に臨むのは、ちょっと危険です。

⑬保護者代表挨拶（２～３回）

保護者を代表しての挨拶には下記のようなものがあります

• 入園式、卒園式
• 入学式、卒業式
• 運動会、発表会
• 部活動の保護者会
• ＰＴＡの総会、役員交代 etc.

保育園～小学～中学と、お子さんを持つ保護者の方にとって役員等になると、必ず依頼されるのが「保護者代表の挨拶」です。最近では、カンペ（原稿）を読む方も多いようですが言葉を一人歩きさせると、たくさんの聞いている人達にとっては、無味乾燥な時間になってしまうので要注意です。

⑭忘新年会での挨拶（１～２回）

コロナ禍が過ぎ、忘新年会も、部課署毎の小人数でのものが多くなったので、改まって準備や練習をするほどでもないとは思うのですが、もし参加者の中に、重要なポストの上司や役員の方などがいる場合は、そうは行きません。たかが１分程度の挨拶でも緊張しますし、失敗は許されません。そんな時にも、１分間で気の利いた挨拶をしようと思えば出来ます。忘新年会フォーマット通り話せば、成功間違いありません。原稿も読まずに簡単に話せるようになります。

⑮乾杯の発声・締めの音頭（１～２回）

たかが「乾杯」されど「乾杯」締めの音頭も同様です。私達プロが、最も難しいと思っているのが、この「乾杯の発声」と「締めの音頭」なのです。参会者はグラスを手に全員起立しています。長々しゃべるのはタブーです僅か６０秒以内で、ビシッと決めなくてはなりません。そのためには、何度もテープに吹き込みブラッシュアップして下さい。その結果、一番感動したのが、乾杯の人の挨拶だった！なんていうことがあるのです。なお、「乾杯の発声」と「締めの音頭」は、ほとんどの会合祝賀会で行われますので、その会に合わせたフォーマットをお教えしますのでご安心ください。

各種祝賀会・歓送迎会・忘新年会・打ち上げ・結婚披露宴懇親会・歳祝い・祝勝会　etc.　数え上げればきりがない程です。ちなみに私は、パーティー等に出席する時は、予め指名されていなくても、①乾杯の音頭②締めの音頭③急にひとこと！と指名された時の挨拶、この三つを必ず準備しテープで５～６回録音して聴きなおし、練習をした上で臨みます。（これはプロなので失敗すると恥ずかしいからですがもし指名されなくても、それはすべて練習になっているから無駄ではないのです）

⑯司会・進行の話し方（２～３回）

一口に「司会」と言っても、社内の会議や発表会の進行から顧客を対象にした「感謝の集い」や「○○執念記念式典」、さらには、結婚披露宴や各種祝賀会の司会まで、多岐にわたりますが、基本的に司会進行は台本を作成するのが普通です。従って何度も何度も音読をしながらテープに録音して聴きなおすことをお勧めします。当方の研修で、特にお手伝いすることは「台本の作成」と「話し方」の２つです。又ＭＣをする際特に意識して欲しいことは

• 滑舌
• 声量
• 速さ
• 抑揚
• 間
• 姿勢
• 態度
• 表情
• 視線
• ジェスチャー

つまり、ノンバーバルコミュニケーション（デリバリー）です。

⑰喪主挨拶（２～３回）

喪主挨拶なんて縁起でもない！故人が、まだ生きているのに不謹慎だと思われるかもしれませんね。ほとんどの葬儀では、喪主は斎場が用意した簡単な挨拶で済ましている場合が多いようです。（ほとんどの場合、準備や練習をする時間の余裕などないからです）然し私は「喪主挨拶」ほど大切な挨拶はないと思っています。かけがえのない故人への敬愛の念、そして参列者の方々への感謝の思いを述べるのが、本来の「喪主挨拶」だからです。ですから、愛する人への、追悼のことば　（喪主挨拶）は故人が存命の間に、準備をしておくことをお勧めします。又喪主は「葬儀の挨拶」の他「通夜式の挨拶」「四十九日の挨拶」「年忌法要の挨拶」等もあるので、最後までご供養を大切に、全うされて下さい。ただ、弔事全般の挨拶に限っては、原稿を読むのも可です。むやみに参列者に向かって語りかけるより、自分の心の中に向かって話すような感じが無難かなと思います。

⑱異業種交流会での挨拶（１～２回）

全国には各種の「異業種交流会」があります。企業の役員や管理職の方々が、自己研鑽のため早朝から学んでおられます。そして毎回誰かが、皆さんの前でご自分の思いを話すという形が多いようですが、基本的にこういった方々は、人前でもあがらず堂々と話される方が多いと思います。従って、もしそれ以上聞き手の心を掴んで離さないスピーチをご希望でししたら、上畠メソッドの「聞き手の感情を動かす話し方」をご一緒にトレーニングされてみてはいかがでしょうか？

⑲その他の挨拶（回数は挨拶によって異なります）

そのほかにも、様々な挨拶があります

• 歳祝いの挨拶（厄入り、厄晴れ、還暦、古希、等など）
• 表彰式の挨拶（綬受賞の挨拶）
• クラブ等での卓話
• 自治会や敬老会での挨拶
• サークルの催しでの挨拶

それぞれの挨拶の話材や話し方を、ちょっと工夫するだけで聞き手の心に残る気の利いた挨拶が出来ます。お気軽にご依頼下さい

⑳「心を開く聴き方」と「心に響く話し方」人間関係を改善（修復）させる対話術（４～５回）

一旦、人間関係が崩れると、その修復はかなり難しいものです。或いは、自分は間違っていないはずなのに、なぜか反論したり、無視したり、足を引っ張ったりする人が必ず現れてきます。これは、職場の人間関係や、顧客との関係だけでなく、時として家族間（親子等）にも言える事です。

本研修の、対個人のコミュニケーションスキルを学び実践することで、驚くほど人間関係の改善を図って頂けます。相手のコミュニケーションスタイルに合わせた「心を開く聴き方」と「心に響く話し方」は恐らく、良好な人間関係の構築に大きな成果をもたらすものと確信しています。

研修内容の例

• 「心を開く聴き方」と「心に響く話し方」
• 「評価」する前にしなければならないこと
• 「否定」せずに「否定」する話し方
• コミュニケーションの４つのタイプ
• 相手が本音を話しだす対話の続け方