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【第37回】「半沢直樹の法則」って何ですか?

そんな法則いったい誰からお聞きになったのですか?半沢直樹と言えば「倍返し」。だったら多分私の考える限り「返報性の原理」のことじゃないですか?実は人間社会、ほとんどこの「返報性の原理」で動いている!なんて言う人がいます(私だけかも?)。

返報性の原理とは
この原理は、古くから存在し、文化や社会を問わず広く見られる人間の基本的な行動特性と言われます。人が他者から何かをもらった場合、それに対して同じように返す義務感を感じるという行動原理です。例えば誰かがあなたに親切な行為をしてくれた場合、あなたはその人に対して、何らかの形で返礼したいと思うことはありませんか?エッちょっと待って、半沢直樹は「やられたらやり返せ!」じゃなかったの?・・・ええ、そうなんです。実は「返報性の原理」には大きく分けて4つあると言われています。

好意の返報性(80%)
“相手が好意を持ってくれているから私も好意を持つようになる”という心理特性です。これは同性異性を問いません。“〇〇さんがあなたのことを素敵だと言ってたよ”なんて聞くと、次に○○さんに会った時、あなたもすでに○○さんに好意を感じ始めているに違いありません。ただ“好きと言われても困るよ!”とか“迷惑だよ”と思う人もいるので、好意の返報性の確率は80%とみていいでしょう。

敵意の返報性(100%)
これが「半沢直樹の法則」で、やられたらやり返せ!で、相手があなたに敵意を持ってるなと分かったら、あなたも相手に敵意を抱くようになる、と言うことです。その仕返しが何倍にもなったのが「半沢直樹の倍返し」です。よく“あいつとはそりが合わん!”なんていうのも同じです。行為の返報性と異なり、敵意の返報性の確率は、ほぼ100%だと思います。

譲歩の返報性(50%)
これは行好意の返報性の親戚みたいなもので、例えばコンサートのチケットが1枚しかなくて、“前回は私が行かせてもらったから、今回はあなたが行って“と言うようなことです。。拡大解釈すれば「してもらったからしてあげる」ことなんです。この譲歩の返報性の確率は50%ぐらいかなと思います。してあげても忘れてしまう人が多いからです。でも気をつけて下さい。「してやったのになぜしてくれないの!」といつまでも根に持つ人もいますから。

自己開示の返報性(70%)
よく「恋バナ」なんて言いますが、自分がつらい話を赤裸々に話したら、それを聞いて相手も自分の苦労話をし始める、と言ったような場合を指します。これは、部下に対して何かの行動を求める時、「~しないといけないよ!」だけでなく、上司が自分の失敗談を話してみる、と言った具合です。「そこまで私に打ち明けてくれるんだったら、私も本音で・・・」 この自己開示の返報性の確率は意外と高くて70%だと考えられます。

恥ずかしい話ですが、齢を重ねた今でも、私は一日中、返報性の原理に振り回され、些細なことで一喜一憂しております。あなたはいかがですか?

ちなみに、各返報性のあとの(  %)は、あくまでも、上畠が今まで生きてきた中での割合ですのであしからず!

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