なるほど・・・。上司はいつも忙しそうにしてるので、下手に声をかけたら怒られそうでこわい!・・・というわけですね?
でも先日、中間管理職の研修のとき、皆さんおっしゃってましたよ、“若い社員がなかなか話しかけてこないんです。こちらから声をかけても”ハイ“とか”エエ“ばかりで、何を考えてるのか分からん!”って。
どちらが本当なんでしょうか?先人が「過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる」と言っています。なのに私たちは、上手く行かない時には、相手が変わることだけをずっと願い続けます。しかしそれは所詮無理なことなのです。
つまり「部下は上司に変わって欲しい」「上司は部下に変わって欲しい」と互いに要求し合っている・・・そんな俯瞰図が見えてきませんか?今回は、部下の方からのご相談ですので「どうしたら上司に気軽に話しかけられるようになるのか?」を考えてみることにします。
但し一つだけ言っておきます。誰でも、いつでも、何でも、話しかければ良いというものではありません。上手く行かず余計に自信を無くすのは目に見えています。従って対上司ですので、それなりのコミュニケーション能力が必要です。それが何か?をお話ししましょう。
先ず、上司の皆さんの普段の言動を観察し、4つのタイプに分けてみて下さい。
①速攻型上司(決断や行動力があり、いつも結論を短く話す。頼りになるが近寄りがたい)
②共感型上司(いつも笑顔で優しいが、誰にでもそうなので、何が本心なのか見えにくい)
③理論派上司(ポーカーフェイスだが神経質そうな感じ。小さな間違いでも注意されそう)
④派手派上司(この人の周りはいつも賑やかで明るい。いつも言うことがコロコロ変わる)
その上で、社内の、とある場所で偶然隣同士になったという設定で、あなたがどんな風に話しかければ、上司が快く反応してくれるのか?考えてみます。
①時間を無駄に使いたくない性格ですので、まず「○○課長、一つ伺いたいことがあるんですが」と許可どりをします。すると必ず「何?」と返ってきます。“えーと”なんて言ってはなりません。即「ぼく※※が上手くできません。どうしたらいいですか?」と相談したいことを簡潔に述べることです。そうすれば口調はきついかも知れませんがちゃんと答えてくれる筈です。
②いつも優しい雰囲気を持っています。ただ唐突に本題から入ると躊躇するタイプですので、まずは“どうしたの?”「ちょっとご相談したいことがあるんですけど」とじんわり話しかけると“どうしたの?”ってこっちを向いてくれそうです。
③基本的に、他人と余りかかわりたくない気質なので、難しいですこのタイプの上司は、突破口としては、あなたも同じ価値観を持っているなと思わせれば、ちょっと心を開いてくれるかも知れません。例えば「質問」から入ります。それも、その上司の専門分野に関し細かい部分を尋ねてみて下さい。イントロが大事です。「一つお聞きしたいことがあるんですけど・・」「相談」でなく「お聞き」なのでご注意のほど。
④簡単です。「課長、先日のプレゼンすごかったですね!マジで皆目が点になってましたよ」こんなふうに、大げさにまずはほめてみて下さい。それだけであなたに好感を持ってくれるのが目に見えます。大げさに!をお忘れなく!
いかがでしたか?あなたもいつか上司になるのですが、部下から見たら、上の4つのうちどのタイプの上司になると思いますか?今の間に、いろんなタイプの上司を反面教師として観察をしておかれることをお勧めします。
エッ、お前はどのタイプか?ですって・・・うーん、②と④を行ったり来たりですかね?そうそう、私のように、ストレスレベル等によって違うタイプになったりもするので気をつけて下さいね。今回も長くなりましたが、面白くなかったですかね?
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