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【第25回】社長の落とし穴

このブログを読んでいらっしゃる社長さん、気が付いてないかもしれませんが、すでに貴方は“落とし穴”にはまっているかもしれません。ご注意ください!

なぜなら、社長さんになると、ほぼ間違いなく誰もが落ちる「落とし穴」なのですから。

もう何十回も、私が目にした光景です。あの日もやっぱりそうでした・・・・・・。
あれは確か、今から15年前の3月のある日、某ホテルの結婚披露宴に出席していました。
私の席は、新婦の父の友人と言う事で、新婦の勤務先の上司の方々と同じテーブルでした。

新郎側の来賓祝辞が終わり、次に新婦の勤務先の社長さんが、マイクの前に進み出ると、笑顔で余裕たっぷりに話し始めました。ところが、わが社は!・・・と会社のアピールを話し始めました。こうなるともう止まりません。支店が全国にいくつ、海外とも取引があり、先日はアメリカのクライアントが、わざわざ視察に来日して・・・云々・・・・。

新婦をほめたのは、ほんの一言だけ。あとは殆ど会社のことばかり、挙句の果てには“はなはだ簡単粗辞ではございますが、祝辞に代えさせて頂きます”と話し終えた時、すでに10分以上過ぎておりました。

とりあえず列席者の大きな拍手をもらって、意気揚々と自席に帰ってきた社長さん。

その後、乾杯が済んで食事が始まりました。美味しそうにビールを一口飲んだ社長さん、“どうだったかね”と、同テーブルの部下(常務でしょうか、専務でしょうか?)に聞いた途端、信じられない言葉が返ってきました。
“社長、素晴らしかったですよ、感動しました!”・・すると社長さん “ちょっと長くなかったかね?”・・・また信じられない言葉が! “社長、長くなんてとんでもない、皆さん社長のスピーチに聴き入っていました。素晴らしいスピーチでしたよね!”と、同席の皆に(勿論私も同席だったのですよ)同意を求めました。私も、仕方ないのでうなづきました。それを聞いた社長、嬉しそうに、またビールを美味しそうに飲み干しました。

(“社長、会社の宣伝ばっかりで結婚式の祝辞じゃなかったですね!”とか“社長、スピーチは3分以内ですよ、ちょっと長すぎましたよ!”等と、部下は決して本当のことは言いません)

これが「社長の落とし穴」です。周りのイエスマンの評価を真に受けて、“ああ、私のスピーチは完璧だ!” と信じ込みます。
かくして社長は、自らが気づかないまま、深い深い落とし穴に落ちてゆくのでした。
                                  
★追記
以前、私の講座の受講生が、勤務先の社長に「スピーチとはこうあるべきです!」と、うんちくを傾けた(分からない方は意味を調べて下さい)そうです。その結果次の移動時に辞令が出て閑職に追いやられました。

口は災いの元、沈黙は金なり、男は黙ってサッポロビール!

おしまい

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